なぜ“イライラ”してしまう?機嫌が悪くなるメカニズムと対処法とは
イライラしてしまう自分に必要なのは
いつもなら平気なことになぜかムカムカしたりカチンときたりするのは、「もう疲れたよ~」「そろそろ休まないと倒れちゃうよ~」と心や体が教えてくれているから。
そんなあなたに今必要なのは、イライラする自分を変えようと頑張ることではなくて、休むこと。やることがたくさんあったり、考えごとが多かったり、疲れていると心に余裕がなくなるからです。
イライラしてしまう自分をそんなに責めないでくださいね。あなたの性格が変わってしまったとか、心が狭いとか、怒りっぽいとか、そういうことではありませんから。あなたが悪いのではなくて、イライラすることが起こっているのだと認めて、イライラすることを許してあげてくださいね。
「誰かの機嫌が悪い」のはなぜ?
「5人組の歌手グループのあの人の名前が思い出せない。背が高くて踊りがうまい、ほらあの人なんだけど……」など、そのときにはどうしても思い出せなかったことが、ふとした瞬間に思い出された経験はありませんか?
実は、脳には分からないことを考え続けて「なんとか解決しようとするクセ」があるんです。だから、相手が不機嫌な理由が分からないときに「自分のせいかな?」と考えると、「自分のせいだと思う理由」をあちこちから集め始めます。すると、「これが原因かも」と思うような理由が必ず見つかります。
厄介なのは、本当はあなたのせいではないときでさえ「それっぽい原因」が見つかってしまうこと。完璧な人はいませんから、探せば何かしらのそれっぽい理由が見つかってしまいます。