「本業と副業」で年収1000万円を実現。30歳男性、経歴を生かした“副業の探し方”
副業3時間でいくら稼いだ?
それでいくらもらったのかを聞いてみました。松本さんは「14万円です。今、もらいすぎだと思ったでしょ?(笑)」と語ります。
実際に出来上がった資料を見せてもらいましたが、グラフや写真が多用されているため文字数は決して多くなく、正直、14万円に見合っているとは思えない仕事内容です。ただし、松本さんが言うとおり、内容がかなり専門的なものとなっているため、ライターがすぐに書ける内容ではないのも事実です。
「時給計算してみたんですけど『おいしい』のひとことですね」
元社員だからわかる「弱みと攻めどころ」
当時の状況について松本さんはこう振り返ります。
「依頼を受けた部署は立て続けに人が辞めてしまって、人手が足りないというのを知っていたので、強気の値段交渉をして14万円を勝ち取りました。一度実績を作ったので、14万円を基本料金として継続して仕事を請け負っています」
そんなことが許されるんでしょうか、と素直に聞いてみました。
「人手が足りないうえに、残業規制が入ったので現場はてんやわんやで、背に腹は変えられなかったみたいです。若手社員や元後輩などの仕事を積極的に引き受けて、金額交渉は彼らとするようにしています。そうすればだいたい要望はとおります」