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「執着が強いんです」田中俊介32歳が明かす“自身にとっての宝物”

暮らし

映画体験は、観た映画館を含めたもの

餓鬼が笑う

『餓鬼が笑う』(C) OOEDO FILMS

――本作は「宝物」がキーワードにもなっていますが、田中さんにとっての宝物はなんですか?

田中:映画のDVDとブルーレイです。めっちゃ集めてます。モノへの執着が強いんですよね。そういった部分は大に似ているのかなと思います。やっぱり自分の手元に置いておきたいんですよね。でももどかしい部分もあって、引っ越しとかすると本当に大変なんです。段ボールの大半がDVDになるんですが、これがなかったらもっと引っ越し代も下がるのにと思ったりしつつ(笑)。でもやっぱりモノとしてあるのが嬉しいので、止められないんですよねぇ。かなりの量なので、業者の人もビックリです。

――映画を観た人には、田中さんの出演作が宝物になってくれれば嬉しいですね。

田中:そうですね。僕、舞台挨拶とか大好きなんです。お客さんの前で話をして、観てくださった方の言葉を直接聞くという、すごく大好きな時間なので、それは守っていきたいと思っています。この映画でも、なるべく上映館を回れたらなと。それに、映画って、その場所によって見え方そのものも変わってくるんですよね。ここで観た映画はこうだったけど、こっちだと感じ方が違う、とか。劇場を含めての映画体験だから。その体験を、お客さんと一緒に共有していきたいです。

「変な世界だな~」と面白がって

田中俊介

――ありがとうございます。最後に読者にひと言お願いします。

田中:純粋にエンタメとして楽しい映画だと思います。視覚的にすごく楽しめますし。「変な世界だな~」と面白がってもらって、感想がそれで終わってもいいですし、もちろん込められたメッセージもあるので、それを受け取ってもらえたらそれはそれで嬉しいです。この記事を見て、この映画の存在を知って、ぜひこれも何かのご縁ですから、劇場に足を運んでいただけたら。きっとこれまでに観たことのない映画が待っていると思います。

<取材・文・撮影/望月ふみ スタイリスト/中川原有(CaNN) ヘアメイク 奥山信次(barrel)>

ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異
Twitter:@mochi_fumi

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(C) OOEDO FILMS
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