本当に面白いボードゲームは「長考できる」。人気ボードゲームカフェオーナーが語る
ボードゲームを「ブームから文化に」
――これから先の未来について教えてください!
白坂:まだまだ誰がライバルで、なんてタイミングじゃないと思うんですよね。皆で盛り上げていって、ブームではなく文化として根付かせていきたいです。
私としては、カフェ事業を長年やってきたという自負があるので、これを軸に、販売店とゲームブランドに今後力を入れていきたいと思っています。店舗も、コロナで足踏みしてしまっていたので、これからさらに広げていきたいと思います。
――今後作っていきたいゲームはありますか?
白坂:コラボ系の企画に力を入れていきたいと思っています。過去にもサッポロビールさんとビールが学べるボードゲームを作ったり、松竹芸能の芸人さんと一緒にカードゲームを作ったりしているのですが、今後さらにこういったコラボを増やしていきたいと思っています。
ボードゲームはまだまだニッチなジャンルなので、もっとボードゲームに興味を持ってくれる人を増やしたいんです。そう考えた時に、単にボードゲームを作ったり売ったり、ボードゲームカフェを運営するだけでは限界があると思っていて、ボードゲームと全く別の企業や団体とコラボすることで、ボードゲームを知らなかった人に知ってもらうのが近道ではないかなと思っています。
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ボードゲームの魅力とポテンシャルをたっぷり語る白坂さん。ボードゲーム業界の今後のさらなる盛り上がりが楽しみだ。
<TEXT/bizSPA!取材班>
【白坂 翔】
JELLY JELLY CAFEオーナー。山梨県甲府市出身。防衛大学校に3年間通うも、起業を志し中退し、株式会社デザインエージェントを設立。2010年にウェブサイト制作会社株式会社ピチカートデザイン設立。翌2011年に渋谷初のコワーキングスペースJELLY JELLYCAFEをオープン。後に全国展開するボードゲームカフェに。