軽く注意したら、いきなり退職届…新世代とのやり取りに苦悩する上司の話
コロナ禍を経て多くの企業がリモートワークを取り入れるようになっています。最近の新入社員はいきなり自宅で仕事を行うことも多くなり、新しい時代の働き方が求められるようになりました。
そんな新世代とのやり取りに難しさを痛感しているのが、IT企業でコンテンツビジネスの仕事をしている鈴木誠さん(仮名・28歳)。
初めての新卒を迎えることに
運営しているメディア事業や動画ビジネスで新しいコンテンツ作りを目指すクリエイティブな職種だそうです。コロナ禍で一気にリモートワークが進んだ業界で、鈴木さんの会社は半数以上は自宅で作業しているとのこと。
「入社から6年経って、小さなサイトですがリーダーを任せてもらえるようになりました。動画が主体となり、これからさまざまなクリエイターと繋がりを作って、企業案件なども行っていくつもりです。立ち上げは10人程度の若手で、運用もそのメンバーで行っていましたが、新卒から新しいメンバーを迎えることになったんです」
新人でもリモートワークが多かった
実力至上主義で、若手でも手がけるビジネスが大きくなれば子会社化して幹部になることもあるそうです。競争相手の多い動画ビジネス業界ながら、鈴木さんもさまざまな施策を計画していて盛り上げようとしているところだとか。プロジェクトに参加する若手が入ったことで、リーダーの鈴木さんが教育係となりました。
「今年の4月に入社して、3か月間かけて一通りいろいろな部署で研修を受けたようです。ただ、そもそもリモートワークの社員が多くて、総務関連のやり取り以外はZoomなどを使用していたとか。自分も初めて会ったのは7月上旬で、実際に顔を合わせてサービスの概要などを説明しました。まずは、自分の下でクリエイターとのやり取りや、社内のプラグラマーとの調整などを手伝ってもらうつもりでした」