“キラキラ男子”も出会いがない…。話題の“結婚請負人”が教える婚活のイマ
20代の結婚願望に変化が
──利用者の年齢比率はどれくらいなのでしょうか?
植草:11月の時点で女性は20代が10%、30代が54%、40代が30%、50代が5%、60代が1%です。男性は20代が4%、30代が36%、40代が35%、50代が20%、60代が4%です。月によって違いますけどね。20代が少なく感じるのは、滞在期間が短いからということが理由にあります。
20代が少なく感じるのは、滞在期間が短いからということが理由にあります。成婚はクリスマスが多く、2022年は『ザ・ノンフィクション』の影響もあってか特例で、春に始めて10月、11月に成立した人が多いです。
──弊サイトの主な読者層である20代の相談内容はどのようなことが多いのでしょうか。
植草:高年収の人を望んでいることが多いです。「10歳差でもいいから年収1000万円以上」「コロナ禍で不安定な社会になったので、お金が大事」という意識が強くなったようです。また、「自分が高く売れるうちに」という人も増えましたね。
リモートワークも原因として考えられます。コロナ禍の新卒1~2年目は入社式がなかったところも多く、入社後もすぐにオンラインでのやり取りが中心になってしまい、上司や同僚に会えない。そうなると仕事に対して喜びも感じず、愛社精神も沸かない、「だったら結婚して家庭を築こう」という20代のかたがドドッと増えた印象です。
見た目で損をしていることに気づくべき
──結婚相談所の扉をたたく人の中には、一度も化粧をしたことがない人や、10年洋服を買ってないという人もいると聞きましたが、本当ですか?
植草:たとえば、普段は制服を着る仕事をしている人がぶかぶかのスーツを着てきたことがあります。20年前の成人式に着たもので、持っているスーツはそれだけ。20年前より痩せたため、自分に合うスーツを買うことからスタートしました。婚活の経験がない人には、そもそも足切りに合わないよう、婚活の土俵への上がりかたから教えています。
大人になると、残念ですが見た目などは誰も指摘してくれません。みなさん損をしていることに気づいていないので気の毒になります。男性は髪型を変えて、自分の体形に合うスーツを着ればすぐ変わりますし、女性もメイクや髪型、服を変えればすぐです。どちらかというと男性のほうが早く変わります。