“キラキラ男子”も出会いがない…。話題の“結婚請負人”が教える婚活のイマ
お見合いは恋人選びではない
──成婚に至るまで平均8.3人とお見合いをするようですが、条件の良い人たちもそれくらいお見合いをするのでしょうか?
植草:過去最高は200人とお見合いした人がいましたし、逆に1人目でビビッときた人もいますよ。マリーミー全体での平均が8.3人ですが、1か月に20人くらいと会う方も普通にいます。
でも、会えば会うほど良いというわけでもありません。人数より本人の意識が大切です。「もっと良い人がくるよね」と雑になってきてしまうので。どんな相手なら自分が思い描く結婚生活を送ることができるのか、しっかり分析できていない。
それが分からないうちに会っても、相手の雰囲気だけでしか見られないので、「かっこいい」や「好きなタイプ」、あるいは「話が弾んだ」といった表面的な理由で決めてしまう。これでは恋人選びですよね。1年間決まらず、結果的に「最初にあった人が良かった」と振り返る人も多いです。
結婚できないのは「客観的に自分を見られない人」
──結婚できない人の特徴には、どんなものがあるのでしょうか?
植草:子どもがいる50代の男性が、20代の女性に何度も見合いを申し込んでいたことがあります。子育て経験がある男性にとって、「娘を見る気分」になってしまうはずなんですけど、お子さんは元奥さんのもとにいて、子育て経験がないため……そんなことができてしまうんです。
そして1ミリも自分に離婚の原因があるなんて思っていないので、断られるとあれやこれやと文句を言う……。このように、自分がどう見えているか客観的に判断できない人は結婚できないです。自分に原因があると自覚する人は短所を直していきます。「言いかたが悪かったかな」「これをしたのはまずかったかな」と反省を繰り返すので。
一方、自覚のない人は自分の考え、やりかたを貫いてしまい、こちらが助言をしても「暖簾に腕押し」で、どんどんひどくなっていきます。もちろんそのような人にも相手の紹介はしますよ。文句は言われますけど(笑)。