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“キラキラ男子”も出会いがない…。話題の“結婚請負人”が教える婚活のイマ

暮らし

 生涯未婚率が増加の一途をたどる昨今、「餅は餅屋」とばかりに結婚相談所に駆け込む人は少なくありません。それなりの料金を払うことになるので、当然コンバージョン率は高いほうが望ましいわけですが、婚活業界には“結婚請負人”ともいえる人物が存在するのです

植草美幸

植草美幸さん

 それが結婚相談所「マリーミー」で代表を務める植草美幸さん(@uekusa_miyuki)。「業界平均15%」(植草氏談)といわれる成婚率において、結婚相談所マリーミー全体では60%、自身の担当する「植草美幸コース」では80%の成婚率を誇っています。

【インタビュー前編】⇒『ザ・ノンフィクション』は日常茶飯事…ネットで話題の“結婚請負人”を直撃

20代の読者は婚活で何に気を付けるべきか

 2022年1月に2回に渡って放送された『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で、豊富な経験と知見を活かして、的確なアドバイスを送っていた姿も記憶に新しいはずです。

 今回は2022年10月に『結婚の技術』(中央公論新社)を出版した植草さんを直撃。

 前編では婚活アドバイザーという仕事について、また『ザ・ノンフィクション』の裏話を聞きました。後編となる本記事では、20代の読者が婚活をするうえで気を付けていくべきことを語ってもらいました。

合理的に考える“キラキラ男子”

植草美幸

結婚相談所「マリーミー」代表の植草美幸さん(中央)

──ここ最近、若い会員さんが増えていると聞きましたが、コロナ禍を経ての変化なのでしょうか?

植草美幸(以下、植草):コロナ禍となり2年と数か月が過ぎ、一気に増えましたね。20代から30代のエリート男性を“キラキラ男子”と呼んでいるのですが、彼らは合理的に“本気の結婚”を考えるようになっています。

 稼いでいる人たちには、一見相手がいると思われがちですが、実はそうでもない。特にコロナ禍でリモートワークが増え、ずっとパソコンと向き合うような仕事に従事していると、出会いどころか外に出る機会もない。そこで、多少費用がかさんでも専門家に頼もうとなるわけです。

──利用者の年齢層が幅広くなっているのですか?

植草:世代というよりも、個々人の意識の話で、「結婚する」という人と「あまり考えていない」という人が両極端に広がりましたね。「結婚しようかな、でも婚活アプリは自分には難しいかな」という人たちや、合理的に婚活をしたいという人たちが入って来ています。また、14~15年前まで男性のほうが多かったのが、現在は女性と男性で6:4になってきました。

結婚の技術

結婚の技術

本書は結婚相談所で1000組以上の実績を持つ婚活カウンセラーである著者が、現場やメディアで実際に反響を呼んだ効果的な言葉を、自らの持論とともに届ける1冊。学校では教えてくれない “良好な人間関係を築く極意”を身につけましょう。

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