大谷翔平、大坂なおみが広告塔“大手取引所”が「負債7兆円破産」でビットコインの未来は
利用者の資産は早晩戻ってくると言われている?
「運用資産1000兆円の世界最大の運用会社ブラックロックや有名VCも数多くFTXに出資していました。プロもSBFにダマされたんです」
そう話すのはJPに億単位の現金を預けていた暗号資産トレーダーのヨーロピアン氏(@sen_axis)。日本では金融庁の指導のもと取引所には顧客資産の分別管理(現金は信託保全)が義務づけられているため、JP利用者の資産は早晩戻ってくると言われている。だが、ヨーロピアン氏は不安を隠さない。
「JPが公開した資産状況を見ると、本当に日本の顧客資産は流用されていなかったのか?と不安を感じる。自己資本が100億円以上あって借り入れを含めたキャッシュが190億円近くあるJPの返済能力は十分で、日本における再生手続きは簡単に進められそうですが、チャプター11とコンフリクト(衝突)する可能性も指摘されています」
JP顧客資産の返済には時間を要するかも
実際、JP顧客資産の返済には時間を要する可能性が。
「JPを買収したいと考える事業者はすでにいくつか現れていますが、JPはFTX本体の債務者。2021年に本体が当時のQuoine(現JP)に132億円の資金援助を行っているからです。JP再建の最善策はM&Aですが、買収交渉を進めるには本体の債権者の了承を得なければならない」(海外取引所関係者)