USJ貸切、花火大会…優待も魅力「アメックスグリーン」10年ぶり刷新の狙い
会員限定の大胆な貸し切りイベントも
また、「プラチナ・カード」と「センチュリオン・カード」を持つ会員が入れる「センチュリオン・ラウンジ」は、世界主要都市の空港に設けられており、カード会社が空港ラウンジを運営しているのはアメックスのみだという。
アメックスの優待で際立つのが会員向けのイベント開催だ。2019年から開催している、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの貸し切りなど、規格外のイベントを企画。ランク問わず、アメックスのカードを持っていれば参加できる。「最近では、アートや文化に興味を持ってくれる若者のお客様が増えていると感じています」と、山本氏。
「東京国立博物館の閉館後の全館貸し切りや清水寺の夜間特別拝観など、会員様向けにプライベート鑑賞ができる機会を提供しています。また、レディー・ガガやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなどのアーティスト来日公演についても、一般発売に先駆けてチケット先行販売を行っています。現在はコロナで実施できていませんが、過去行ったものの中で評判の良かったものでは、会員様向けの特等席を用意した花火大会のイベントもあります」
時代に合ったアメックスの世界観を提供
その一方、時代の変化に合わせて「クレジットカードを持つ意味を進化させていかなくてはならない」と山本氏は続ける。
「アメックスは“前を向いて進み続ける人たちを応援する”ことを大切にしており、どんなに時代が変わろうとも、ブランドの普遍的な価値として根底に存在しています。昔は『挑戦=海外旅行』とわかりやすかったかもしれませんが、近年は多様化が進んでおり、人それぞれでやりたいことも、叶えたいことも千差万別です。
そのため、アメックスで意識しているのは、時代に合った特別な体験価値を提供すること。利便性の高い付帯特典やキャンペーン、思い出に残るイベントなどを通じて、ブランドの世界観を体感できるような取り組みを行っています」