乾燥シーズンの必需品「加湿器」はどれを買うべきか?専門家は「1人暮らしなら候補は1択」
一人暮らしなら「超音波式1択」
それぞれの特徴を網羅的に見ても、「自分に合う製品はどれ?」と感じることは、加湿器に限らずよくあること。そこでライフスタイルごとに合った製品を紹介してもらった。
「部屋の広さに合わせて買うのが基本です。リビングが広い家などで使う場合は、広範囲を加湿できる気化式が向いています。また、消費電力が低いため、家族の誰かが常に家にいて、加湿器をつけている時間が長い状況にも気化式は向いていますです」
広範囲を加湿する必要のない一人暮らしの場合、どんな製品が良いのだろう。
「超音波式1択と言ってもいいかもしれません。小型なので置く場所を選ばず、狭い空間でも邪魔になりません。また、一人暮らしであれば生活のいろいろなことを一人でやることになるので、お手入れもサッと終わるほうがいいですよね。超音波式は、構造がシンプルなのでお手入れが簡単です」
無印のアロマディフューザーは高コスパ
箕原さんによれば、平均で1万2000~1万3000円出せばどの製品でもクオリティは担保できるそう。しかし、安くても良い製品もチラホラあり、逆に高価で加湿のクオリティは高くても、手入れが面倒なものもあるという。そこで、価格帯ごとのオススメ商品を聞いた。
「まず、安いものでいうと、無印良品の『超音波うるおいアロマディフューザー』です。わざわざタンクを外して給水しに行かなくても、コップに水を入れて製品の上から給水するだけで済むので、お手軽です。実は、私が自宅で実際に使っているものこの商品です」
一定のクオリティが担保されるという、中心的な価格帯の1万円強の商品でのオススメはどんなものがあるのだろう。
「SHARPの『PLASMACLUSTER加湿器HV-P75』という製品です。まず、加湿性能の高さについてはメーカーもハイパワーを謳っていますし、広いお部屋でもカバーできます。また、この商品もタンクを外さずに、製品に水を注ぐ形で給水ができるのでとても楽です。さらにお手入れも、歯ブラシや綿棒を必要とする部分がなくて簡単で、どなたにもオススメできる万能な加湿器です」