アプリで出会った女性の正体が発覚!背筋が凍った“恐ろしい仕返し”
なんでそこに自分のメッセージが?
どこかで聞いたようなセリフに一瞬背筋が凍った弘之さんは、水を取りに行くふりをして通りすがりに隣のテーブルを覗き込みました。そこにいた同僚の女性社員たちは、何やらLINEのトーク画面のスクショらしきものに夢中になっているようでした。
驚きのあまり固まってしまった弘之さん。自分のテーブルにいったん戻り、ひと呼吸おいてから思い切って彼女たちに声をかけました。
「振り向いた女性たちはLINEのスクショの張本人だと気付き、驚きを隠せない様子でした。そしたらそのうちの1人が、以前同じ課で働いていたT子から送られてきたスクショだと釈明。本当にびっくりでしたね……」
恥ずかしいやら腹立たしいやらで、その場を後にした弘之さん。すぐにT子にLINEで問いただしたところ、その日の夜になってトーンダウンした返事があったそうです。
エレベーターの件が仕返しのきっかけ
その後さらに問い詰めると、T子さんは同じビルの別のフロアにある人材派遣会社に勤務していて、以前遅刻ギリギリでエレベーターに乗り込もうとしたとき、直前で扉が閉まりかけたので「乗ります!」と叫んだにもかかわらず、先に乗っていた弘之さんはスマホに夢中でそのまま扉が閉まり、それをすごく根に持っていたそうです。
翌日、運が良いのか悪いのか、出勤時にまたその弘之さんと居合わせ、T子さんは後方からスマホをのぞくと巷でよく目にするマッチングアプリの操作に必死だったので、その日の夜にそのアプリで勤務地や年齢層などを元に検索してみたら、弘之さんがヒットしたといいます。
「ざっくり言うと仕返しですね。後でわかったんですが、食堂で僕の送ったLINEのスクショを見て喜んでいた僕と同じ課の女性たちは、数年前までT子さんの会社にいたらしいんです。今でも交流はあるみたいで、彼女たちに僕の恥ずかしいメッセージを拡散して恥をかかせたかったのでしょう」