小池都知事が推奨「タートルネック」の着用。ダサくならない着こなしをプロが伝授
12月1日にスタートする東京都の節電キャンペーン。趣旨を説明するため事前に行われた記者会見にて、小池百合子知事が「タートルネック」を着用した姿で登場し、「首を温めると体感温度が違う」と発言。
電力不足に備える「ウォームビズ」についてのアピールを兼ねたパフォーマンスでしたが、着慣れていない人にとっては、「タートルネックで防寒対策」と言われても少々ハードルが高いのではないでしょうか。
首全体を覆うデザインは、着こなしに工夫が求められます。また同時に「似合う・似合わない」という差については、例えばVネックと比べても顕著に表れます。
今回は『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)著者で、のべ5000人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタントの森井良行(@elegant_casual)が「タートルネックを上手く着るコツ」についてフォーカスしました。
タートルコーデの配色にこだわろう
一足先にタートルネックを公務に導入したフランスでは、暖房費用の節約を国民に呼びかけるべくエマニュエル・マクロン大統領がタートルネックを着用しています。東京都のみならず昨今のエネルギー料金の高止まりから、冬季におけるタートルネック需要は地球全体としてますます増えることが予測されます。
そこで私が推奨するポイントは、タートルネックとジャケットの配色バランスを考えること。たとえば、ビジネスシーンにおけるワイシャツといえば、白や水色など明るい色にダークカラーのジャケットを合わせることが一般的ですよね。
引き締め色をインナーに
一方、ニットの場合、あえて引き締め色にあたるダークカラーをジャケットに合わせたい。例を挙げると、グレージャケットに黒いタートルネックや、青みが強い紺色にダークネイビーのタートルネックなどですね。
いずれもモノトーンや紺のグラデーションコーデになります。白など明るい色のタートルネックを合わせることも一案ですが、引き締め色をインナーにもってくることで、印象が引き締まることも事実です。