中国の格安ホテルで恐怖の壁ドン!28歳女性が遭遇した「絶体絶命のピンチ」の顛末
人間の適応能力というのはすばらしいものですが、海外旅行をするときには「慣れない」ということも大切になってくるかもしれません。頻繁に海外での旅行を楽しんでいた早坂美波さん(仮名・当時28歳)は、「慣れ」のせいで恐ろしい体験をしたひとりです。
海外旅行に付き添ってくれた友人
早坂さんは、海外旅行が大好き。とくに仕事の合間に短期で行ける韓国や中国への旅行は、2~4か月に1度は行っていたと言います。いっしょに旅行をする相手は、以前同じ職場の同僚だったKさん(女性・28歳)。
「同じ職場で働いていたときはそれほど仲がいいというわけではなかったのですが、Kさんが退職するときの引継ぎでグッと距離が縮まり、連絡を取るように。その後、ランチなどをしているうちに海外話で盛り上がり、海外のツアーを2人で申し込むようになりました」
Kさんは、堪能とは言えないものの、英語や中国語など4か国語を話せます。また、早坂さんの初海外旅行に付き添ってくれたのも、Kさん。早坂さんが海外旅行未経験のときから、すでにたくさんの経験している頼りがいのある人だったのです。
お金を浮かすため格安ホテルに宿泊
「私が初海外旅行のときも、Kさんと2人だという安心感もあって楽しく過ごせました。ツアーを繰り返すうち、自分たちで海外に行ってみようという話になって、セキュリティが高いホテルや観光ルートをKさんが提案してくれ、旅行を楽しんでいたのです」
そういったことを3年ほど繰り返していた早坂さんは、つい安心し過ぎてしまったのだとか。格安旅行を楽しみたいとKさんに相談します。最初は渋っていたKさんにも「浮いたお金で少しでも観光を楽しみたい」という気持ちがあったようで、格安ホテルを予約。
「格安ホテルとは言っても建物や部屋が古く、シャワーの出が悪くてお湯もなかなか出ないといった程度。それは予約サイトの口コミにも書かれていましたし、エレベーターはカードをかざさないと扉が開かないタイプだったため、不安には感じていませんでした」