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新郎の母親がウェディングドレスで乱入!周囲がドン引きした結婚式での“謎行動”

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先生のアイコンタクトで機転を利かせて

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 会場がざわついたので、優美香さんはとっさに司会席に走り、先生の合図をくみ取った案内をしたのです。「ただいまのは新郎のお母さまによる余興でした。奇抜なアイデアで皆様を驚かせたいというお母さまに拍手をお願いします」。

 場内からパラパラという拍手を確認した優美香さんは「ではこれより新婦のお色直しに移ります。その間、皆様、お料理と歓談をお楽しみください」と締めくくることができたのだそうです。その後、優美香さんの機転を利かせた対応が司会業の先生から評価され、1年未満で単独の仕事を任されるようになったとか。

「元の現場に戻りたいという異動願いを出しても受理されないため、土日は時間に余裕ができて、ウェディングが集中する秋には毎週のように司会の仕事を入れています。ただ、楽しいですが、今後のことはまだ決めていません。会社のイベント現場に復帰できない場合は、しばらく副業を続けていこうと思っています」

 優美香さんのMC副業の本格的スタートのきっかけとなった結婚式。息子を溺愛する母親が存在しますが、息子の結婚式でウェディングドレスを着て高砂に駆け寄ろうとする光景はまさに戦慄のホラーのよう。稀有なアクシデントといえるでしょう。

<取材・文/夏目かをる>

コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。『週刊朝日』『日刊ゲンダイ』「DANRO」「現代ビジネス」などで執筆。
Twitter:@7moonr

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