「お前の彼女を風俗店で…」親友からの助言に、アラサー男子が心から感謝した理由
誰にも触れられたくない過去の1つや2つはあるのではないでしょうか? なかにはさまざまな理由から不本意な過去を背負ってしまうことも。
今回は、彼に告げていなかった彼女の過去の仕事にまつわるエピソードを紹介します。
自慢の彼女と新婚ごっこ
今回お話を聞いたのは、名古屋で広告代理店の営業マンとして働く文哉さん(仮名・30歳)。文哉さんは最近、派遣された美人な後輩社員を見事、射止めることに成功。その彼女は誰もが認める美人で、仕事もでき性格も良く、文哉さんにとって自慢の彼女だったといいます。
「自分で言うのもなんなのですが、容姿はもとより、なんと言うか内面の清らかさみたいなものがあって、ほんと僕なんかにはもったいないくらいの女性なんです。恋愛はもちろん初めてじゃないですが、いやぁ、まだ先の話だし彼女には言ってませんけど、結婚を前提に大切に付き合おうと思ってます」
ニヤニヤしながらそう語ってくれた文哉さん。彼女は北陸出身で、現在は愛知県東部に住んでいるため、会社近くの借り上げアパートに住む文哉さんの家に、仕事が遅くなった時などは泊まっているそうで、すでに新婚のようなシチュエーションだとか。
東京での再会で彼女を紹介するも……
そんな中、東京本社の創立式典に出席するため、文哉さんは東京観光を兼ねて彼女と一緒に上京することに。文哉さんは学生時代の4年間を東京で過ごしていて、今回の上京をハンドボールサークルで仲のよかった友人Kさん(男性)にLINEで知らせたそうです。
「Kと僕は学生時代アルバイトも一緒で、いつもなにかしらつるんでいたんです。僕は卒業して地元の名古屋に戻ったんですが、彼は実家が千葉なのでそのまま東京で就職したそうです。今回は、彼女のことも見せたかったので……」
Kさんがセッテイングしてくれた新宿の高層ビルにある日本料理店に入った3人は、改めて簡単な自己紹介をはじめます。久々の再会と文哉さんの彼女のお披露目で話題は尽きず、大盛り上がりな時間が続きます。そんな中、少し酔いが回ったKさんから一言。
「あの、彼女さんどっかで見たことあるんだよな。あ、でも気のせいかな。美人だからアイドルと勘違いしてんのかな……」
間髪入れずに文哉さんが「気のせい、気のせい! 東京は綺麗な女性が多いからな」と、彼も少し酔っ払った感じの口調で反応したそうです。ただ、彼女はその時少し曇った表情だったと、後になって文哉さんは振り返ります。