「女性に営業は任せられない」と言われ悔し涙…退職後に彼女が放った一言とは
希望していた営業の仕事も取り上げられて…
「それでも面接の際に前の会社で営業部だったことを話すと、『営業は人が足りてないから仕事に慣れてきたらお願いしたい』と言われたため、それまでの辛抱だと我慢していました。勤めて半年くらい経ったころ、営業担当だった先輩社員のひとりが会社を辞めてチャンスが回ってきたと思いましたが、直属の上司(課長)にその話を反故にされてしまったんです」
しかも、後任に指名された営業マンは彼女より後に入ってきた新卒採用の男性社員。専門学校を出たばかりの当時22歳で、営業はもちろん未経験。もちろん、会社に勤めていれば納得いかないことの1つや2つあるのは舞子さんも重々承知のうえです。
それでもある時、思い切って課長に営業の仕事を担当したいと直訴。ところが、「女性は妊娠・育児を理由にすぐ産休や育休に入るし、君は旦那さんがこっちに赴任中の腰掛けで働いてるだけだろ? そんな人に大事な営業は任せられない」と言われてしまいます。
歓迎会の席でもお酌を強要
「それどころか私がこうやって尋ねてきたのが余程気に食わなかったのか、先輩の男性営業マンのサポートで付いていた仕事も取り上げられてしまったんです。それからは本当に雑用みたいな仕事しか与えられず、帰宅中の車の車内で悔し涙を流したこともありました」
ただし、旦那さんの赴任期間は5年の予定とやや長く、その間に子供を作る事は考えていましたが腰掛けで働くつもりはまったくなかったといいます。
「仮にそう思っていても普通は言わないじゃないですか。でも、あえて口にするくらいだし、女性のことを下に見ていたんだと思います。お茶汲みや掃除の件もそうですし、私の入社歓迎会の席ですらお酌を強要してきましたから」