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コンビニ浪費に自らドップリ!節約女子の入社で発覚したムダ出費額に仰天

コラム

1か月で浪費していた金額はなんと…

「1か月4週で計算しても、4万5000円近くをコンビニで消費していたのです。そんなにコンビニ代に使っている自覚はなかったので、すごくビックリしました。それに、お金を使っているのは、コンビニだけではありません。軽く血の気が引きました」

 桃園さんはこれまで、ポイントがたまることもあって支払いをすべて1枚のクレジットカードに集約。そのカードの引き落としと給料の振込が同日だったこともあり、たまに銀行のキャッシュカードでお金を引き出すという感じの生活を送っていたのです。

カードはWeb明細にしていましたし、マイナスになったことがなかったので確認もしていませんでした。そういうのがよくないとMさんからアドバイスを受け、なるべく現金支払いや残高がわかるキャッシュレス決済をし、通帳記帳をするように心がけました」

 ほかにも、コンビニでの買い物は出勤したときの昼食時のみで1000円以内と決め、とくにこだわりのないお茶や水はスーパーやドラッグストアで大量購入し、会社の共用冷蔵庫で1~2本冷やして飲むように。

もう浪費していた生活には戻りたくない

円 お金

「さらには、会社の無料コーヒーサーバーや水なども利用して節約するようになりました。すると、コンビニで使うお金が毎月2万円以内で収まるようになり、月に2万円ほど貯金ができるようになったのです」

 コンビニの買い物を制限しはじめた頃は、「職場の人たちや友人との会話に困るかも?」という不安もあったようです。けれど、自分の知らない商品については「興味ある。今度買ってみようかな?」「いま、金欠だから買ったら感想教えて」と素直に言うように。

「すると、以前よりも会話が増えました。味を予測しあったり、グミやチョコなど数が多いものは交換しあったりしています。いまでもコンビニは大好きですが、将来のために貯金しておくことも大事。年間に55万円ほど使っていた頃には戻りたくありません」

 少額ずつの衝動買いは、桃園さんのように何かキッカケがあってはじめて気づくことも少なくないようです。まずは1週間分のレシートをためておき、合計金額を弾き出してみてはいかがでしょうか?

特集・コンビニにまつわるエピソード

<TEXT/夏川夏実 イラスト/葉月しあ(@shia_lifestyle)>

ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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