阿部寛、自身の20代を振り返っての現在地「若い子たちとしゃべるのは面白い」
とても贅沢に作られたドラマ
――最後にメッセージをお願いします。
阿部:今回の『すべて忘れてしまうから』の場合は、世界にだけじゃなく、日本でもちょっと変わった作品なので、どんな反応があるのか楽しみです。1話ごと、それぞれ10人のミュージシャンがエンディング曲を担当して締めるという変わった挑戦をしているし、今回の現場は、本当に時間もお金もかかっています。セットなんて本当に素晴らしかった。特にあのバー。こんなにリアルに作っていいのかなと思うくらいでした。
――あれは完全にセットなんですか?
阿部:完全にセットです。細かいところまでちゃんと作ってありました。食事もおいしかったし、演出も照明もゆっくり時間をかけて、本当にこだわって作品を作っていると実感しました。参加できて幸せでした。とても贅沢に作られた作品だと思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ>