マッチングアプリで女性がグッときた誘い方とは?でも結末は最悪だった
「すぐに次のデートの日程も決まり、3回目のデートでお互い真剣に交際することに決めました。それから、欠かさず週に2、3回、仕事終わりのデート、週末は必ずどちらかの家に行き来するようになりました」
軽い気持ちで始めたマッチングアプリでしたが、順調に交際に発展したことに驚きながらも、岡田さんはこの出会いを大切にしたいと思ってたそう。
いつもの週末デートのあと、連絡が途絶えた
お互いに仕事もある男女が週に2、3回、さらに週末にもデートをするなんて、どれだけアツアツなんだ、と思いますよね。しかし……。
そうして半年程がたったある日、いつものように週末デートを楽しんで「またね」と別れたきり、男性からの連絡が途絶えたと言います。
「デートの後に、次のデートの日程の候補を私からLINEで送ったきり、既読にすらならず何の連絡も来なくなったんです。最後のデートでも特に喧嘩したわけでもなく、別れ話が出たこともまったくありませんでした」
連絡が途絶えてから1年以上経った今でも、岡田さんはモヤモヤした気持ちを抱えていると言います。
「ラインが既読にならず、連絡が取れなくなったときは、男性に何か良くない事が起こったのかと心配して何度か電話もしました。しかし、だんだんとこれは切られたんだと思うようになりました」
思い返せばおかしな兆候がいくつも……
今思い返せば、おかしな兆候はあったと言います。
「付き合うようになってすぐの頃、お互いマッチングアプリを退会しようという話になりましたが、彼は少し渋っていました。今思えば、退会を渋るっていうのもおかしな話ですよね。他を探す気満々ってことですもんね」
さらに、こんなこともあったそうです。
「お互いの家を頻繁に行き来するようになったある日、近くに寄ったついでに彼の家にアポなしで行ったことがありました。家の近くに着いてLINEをすると、『今すごく部屋が汚くて片付けたいから、20分くらい近くの喫茶店でお茶してて』と返信が来て、結局、部屋に入れてくれませんでした。もともと部屋を整理整頓しているタイプではないので、怪しいとは思いました」
その後、喫茶店で落ち合って、いつものようにおしゃべりをしてから男性の部屋に戻った際には、部屋はそれほど片付いてもおらず、「これは何か別の理由で部屋から遠ざけられたんだと確信した」と、岡田さんは言います。ひょっとして別の女とか……。
「その件があってから1か月も経たないうちに急に連絡が取れなくなったので、やっぱり、と思いました」
岡田さんは今回の件についてこう振り返ります。
「まさかこの年齢になって、突然連絡が取れなくなるって形で終わるとは思ってもみませんでした。交際期間も半年もあって、お互い仕事も忙しい中それなりに真剣に交際していたつもりでした。終わりなら終わりでも、それなりに礼儀ってものがあるだろうと。ショックでしたね。誰とでも気軽に繋がれる分、気軽に切られちゃうってことですかね」
最近では結婚まで発展する人も多いというマッチングアプリ。その裏では岡田さんのような切ない物語もたくさん誕生しているのでしょう。
<取材・文/サジェリコフ イラスト/中西トモナオ>