「風俗をやる女の子も増えた」“ホス狂い漫画”作者が明かす、歌舞伎町の現在
会社の人間関係で、色々あった
──でも、その時期は「社会人として、がんばろう!」と、意気込んで、なかなか別のことには意識が向かないようにも思うのですが。
ルナ:会社の人間関係で、色々ありまして(笑)。気持ちが塞ぎ込んでいたっていうのも、ホストクラブへ行く理由にあったかもしれませんね。なにか、パーッとしたいみたいな。
──憂さ晴らしという部分もあったのですね。
ルナ:そんな感じもありました。
──お友達と一緒にホストクラブに行ったその日からハマったのですか?
ルナ:いえそれが、まったくピンと来なくて。でも、「どうしてホストクラブで大金を使う女の子がいるのだろう?」っていう興味はわきました。それから、少しずつ通うようになって。
シャンパンを開けて、ホストにどっぷり!
──明確にこれが理由でハマったというのは、何かありますか?
ルナ:ひとつは、むかし好きだった男の子に似ているホストの方がいまして。「なんか、いいな~」って思っているうちに、シャンパンを入れてあげたんです。めちゃくちゃ喜んでくれまして……。それから、ですね(笑)。
──「あぁ、この感覚なんだ!」みたいな?
ルナ:そうです、そうです。アイドルは言い過ぎかもしれないですが、推しのアイドルがめちゃくちゃ喜んでくれた! みたいな感じはありました。あと、普通の男の子と違って、ピンポイントで言ってほしいことを言ってくれるんですよね。
──ちゃんと褒めてほしいところを褒めるし、掛けてほしい言葉を掛けてくれると。
ルナ:お金を払って、そこまで気配りをしてくれて嬉しい気持ちにしてくれる、ホストクラブって、なんて素晴らしい場所なんだろうって思いましたね(笑)。それからは、どっぷりで。