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まさかの緊急メンテも…DMMが「オンラインクレーンゲーム参入」の勝算を聞く

ビジネス

実際にプレイしてみて感じたことは…

DMMオンクレ

アプリでクレーンゲームを操作する様子

 実際に筆者も「DMMオンクレ」をプレイしてみたが、定点カメラで左右から確認しながらクレーンを操れるため、かなりラクに感じた。また、景品の置き方も他社のオンラインクレーンゲームに比べて、肌感覚ではあるが、やや良心的にも思えた。

 また複数回プレイすると、あと一押しで獲得できるような位置までスタッフが景品を動かしてくれる「アシスト機能」を使うこともできる。これには何度も助けられた。

DMMオンクレ

DMMオンクレの筐体が置かれた倉庫

そもそもアシストゲージが増えて、アシスト機能を使うまでにいかせない難易度の設定になっています。アームのパワーを可変させたり、アームの先についている金具(爪)の角度を変えることで、最適な難易度になるように工夫しています」

 松縄氏によると、DMMオンクレのプレイ時間は「平日23~26時」が一番多いという。おそらく帰宅して睡眠前の時間帯だが、ベッドの中でリラックスしながらプレイするのにも適しているのかもしれない。

人気の景品は「フィギュア、ぬいぐるみ」

DMMオンクレ

景品はオリジナルの箱で配送される

 また、人気景品については、「クレーンゲーム専用の景品ですとフィギュア、次にぬいぐるみが圧倒的」だと語る。

「人気IPのフィギュアなどは景品が投入されてから一度も順番があくことなく完売することもあります。それに続いて、飲料品、食料品、マスクやティッシュなどの日用品が人気です。日用品は予測してたよりも反響が大きかったです。クレーンゲーム自体を楽しみたいという人や、お金を使いすぎて多少損してしまっても、日常で使うものが届くので納得感が出るという人に選ばれているのかもしれません」

DMMオンクレ

DMMオンクレの倉庫を横から撮影

 さらにオンラインクレーンならでは景品のメリットも教えてくれた。

「リアルなゲームセンターだと敷地面積が限られてしまいますが、オンラインの場合は広大な敷地に、たくさんの筐体を設置することができるため、その分、景品の数や遊び方の種類を豊富にできます。また、クレーンゲーマーの方が飽きにくい、幅広い設定をすることも可能です」

 今後の目標、ユーザー数や売り上げの計画については「業界トップになる」ことだときっぱりと 語る。

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