再起をかける居酒屋チェーン「金の蔵」で、“270円均一”が復活。なぜ今?運営会社に聞く
物価高騰の中、270円居酒屋を復活
物価高騰の影響等を踏まえて、現存する「金の蔵」は270円という均一設定を外しての営業を余儀なくされている。しかし、池袋で「270円均一居酒屋『金の蔵』」が8月23日にオープンしたのだ。外食業界にとって“冬の時期”が続く2022年にあって、この業態を復活させた意図とは。
「昨今の値上げの嵐の中でも、残念ながら消費者の収入は増えていない現状があります。外食にかけられる金額は変わらないワケですから、お客様への生活応援のため『美味しいものを安く』という、創業者の思いを今1度引継ぎ復活といたしました。
2020年に沼津我入道漁港協同組合と業務提携し、弊社の社員が漁に出てセリに参加し、魚をお店に卸すことができるようになりましたので、産地直送の新鮮な魚をお店で安価でご提供することができます。沼津でとれた魚を使ったお刺身や、しらすおろし、アジフライなどがオススメです」
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かつて、私たちの胃袋と財布の友であった「金の蔵」の復活は嬉しい限り。こと繁華街では、均一居酒屋がブームを巻き起こしていた当時と比べてより群雄割拠感が増してはいるものの、産地直送の魚を使たメニューを安価で味わえるのは大きな武器になるはず。今後の動きに注目したい。
<取材・文/Mr.tsubaking 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>