一流のアドバイスに投資を惜しむな。「富豪作家・貧乏作家」の分かれ道とは
出版は人生の選択肢を広げてくれる
水野:もし、本を出していなかったら、内藤さんの人生はどうなっていたと思いますか?
内藤:そうですね……おそらく本を出してなかったらずっとサラリーマンだったでしょうね。今頃は定年間近のサラリーマンかな。
水野:今と違いすぎますね!
内藤:そうですね。マネックス証券にいて、もしかしたら執行役員かマーケティング部長にはなっていたかもしれませんが、少なくとも「会社を辞める」という選択肢は生まれなかったと思います。
そういう意味でも、出版は人生の選択肢を増やし、人生を良い方向に導いてくれた羅針盤のようなものかもしれませんね。
一流のアドバイスに投資を惜しまない
水野:最後に第一線で活躍し続けるためのライフスタイル上でのこだわりを教えてください。
内藤:その道のプロから一流のアドバイスをもらうことに投資を惜しまないことですね。例えば、ここ数年は健康と身だしなみに気を付けたいと思い、パーソナルトレーナーに毎週ジムで鍛えてもらい、食事も元プロボクサーで世界チャンピョンだった方からダイエットのアドバイスをしてもらっています。
また、服装もファッションスタイリストからコンサルティングを受けて随分変わりました。美容に関してもクリニックに定期的に通っています。一流の人から指導してもらうことで、着実に成果が出ています。
今後も私は「日本人のお金の不安を解消する」をミッションにして、有益な情報をブログやメルマガ、書籍などで提供していきます。それと同時に、さまざまな分野のプロとの出会いから、人生を楽しむための方法についても情報発信していくつもりです。
<取材・文/水野俊哉>
【内藤忍】
1964年生まれ。東京大学経済学部卒、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院(スローン・スクール・オブ・マネジメント)修士課程卒(MBA)。金融機関勤務を経て、1999年にマネックス証券株式会社の創業に参加。2012年に株式会社資産デザイン研究所を設立し代表取締役に就任。著書は40冊を超え「初めての人のための資産運用ガイド」は累計33万部のベストセラーに。メルマガ「資産デザイン研究所メール」は登録者約5万人。ワインバー「SHINOBY`S BAR 銀座」オーナー