地方配属で孤独な金融マン。休日も働くが“同僚との溝は深まる一方”なワケ
転職への不安よりも心配なことが
ますます同僚たちとの距離はひろがり、孤独も増していったという川端さん。最近はあることを考えるようになったといいます。
「苦しいので、転職を考えるようになりました。地元に戻ろうと考えているのですが、いまいち踏ん切りがつかなくて。転職への不安もありますが、それ以上に心配なのは孤独感が継続することです。地元の友人たちも私生活をうまくやっているので、帰ってもひとりぼっちかも……。そう思うと怖いんです」
仕事で成果を出したとしても、埋められない心の隙間。社会が大きな変容を続ける今、孤独感といかに付き合っていくのかは、重大なテーマのひとつなのかもしれません。
―特集・若者の孤独―
<TEXT/和泉太郎 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>