マック、モス、ロッテリアの「フライドチキン」を実食。“からあげのプロ”の感想は
モスチキン:あっさりした味付けの和風チキン
日本発祥のハンバーガーチェーンとして根強い人気のある「モスバーガー」。店名の「MOS」はMountain(山)とOcean(海)とSun(太陽)の頭文字をとったものだとか。大自然の雄大さと壮大さを感じるネーミングですが、そのモスバーガーでは「モスチキン」(1本・280円)をアイスコーヒーとともにいただきました。
目の前に届いたモスチキン、開封前ですが、かすかにフライドチキンのいい香りが漂います。袋の上から触ってみると、揚げたてのぬくもりが手にジーンと伝わってきました。まだ袋を破る前ですが、肉厚感まで伝わってきて、テンションも上向きに。
こってりしたハンバーガーと合いそう
袋の上半分を破って食べていきます。持ちやすく食べやすい。骨付きで、ムネ肉を使っているというモスチキン、衣はやや厚めです。ザックリとした“第一食感”ですが、香ばしさがあってこの時点でかなり美味しい。
口の中で咀嚼していくと、次第にサクサクした軽やかな歯ざわりに変わっていきます。これが骨伝導で耳に伝わり、なんとも心地よい。和風の味付けにこだわっているそうで、あっさりしていてムネ肉との相性もよし。
しっとりしたムネ肉と、サクサクした衣が徐々に混じり合い、両者の風味が舌の上に広がります。舌がジワッと熱せられていく感じがいいですね。骨付きですが、肉の骨離れがよく、最後まで残さずしっかりと食べることができます。骨に付いた衣もカリカリしていてこれまた美味。全体的にあっさりしているので、テリヤキバーガーなど、こってりしたハンバーガーと合いそうです。
あっという間に完食できてしまうので、ちょっとした寂しさもありますが、サイドメニューとしてはちょうどいいサイズ感です。それでも「1本じゃ足りないよ!」という人には、5本入りまたは10本入りの「モスチキンパック」もありますよ。