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中国離れが加速するハリウッド。次なる舞台は“柔軟でオープン”な隣国か

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配信作品数も増加の一途

Netflix

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 さらに、インド国内での映画の年間制作本数は、なんと1900本以上にのぼる。インド映画やドラマの制作・配信は、NetflixやAmazon Prime Video、Disney+ Hotstarなどの配信各社でも増加を続けているが、さらなる拡大の余地もあるといえよう。

 もちろん中国も動画配信サービスには力を入れている。ただ、アリババ傘下「Youku」、テンセント「Tencent Video」、バイドゥ「iQIYI」ら中国企業による寡占状態で、配信環境も閉鎖的。グローバルな動画配信といった観点では、すでにインドに大きく劣っている。

 だが、われわれ日本も英語話者の少ない島国という、十分に特殊なマーケットだ。いまだ日本で浸透しないボリウッドが、映画文化の覇者となる近い未来についていけるのか……。映画愛好家のひとりとして、一抹の不安を隠せない。

<TEXT/映画ライター バフィー吉川>

映画評論家・映画ライター。映画情報&批評サイト「Buffys Movie & Money!」を運営中。Stand.fmなどの音声メディアで「バフィーの映画な話」も定期的に配信中。著書に「発掘!未公開映画研究所」(つむぎ書房)がある

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