コロナ自粛、単価ダウンの「葬儀業界」。苦境で“増収キープ”できた会社はどこか
市場は伸びるも客単価低下が課題に
葬儀業界4社の業績推移を見ると、いずれも核家族化や価値観の変化による葬儀のコンパクト化で単価低下が進むなか、コロナ禍に伴う自粛が業績に大打撃を与えていることが分かります。
コロナの収束に加え、2040年まで続くとされる死亡者数の増加が葬儀需要の増加をもたらす見込みですが、客単価低下が足かせとなり、市場規模自体はあまり拡大しないでしょう。収益率の低下で地場の小規模な業者は経営状態が厳しくなると見られます。
今後は、現状ですでに起きているような大手によるM&Aが加速するのではないでしょうか。
<TEXT/経済ライター 山口伸 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>