「毎日ネットニュースにコメント」孤独でも充実したアラサー男性の主張
休日は一歩も外に出ないことも
会社では現場からの持ち上がり採用の社員は、本社などの内勤部署に異動せずにそのまま倉庫勤務が続くケースが多く、彼にとっては理想の職場と言えそうです。
「こんな仕事ゆえか倉庫担当は無口な方が多いですね。基本的に見回り以外はそれほど仕事がないのですが、みんな他人に干渉しようとせず、事務所にいてもお互い雑談などは皆無(苦笑)。当然、仕事終わりに一緒に飲みに行くこともないし、気を遣わなく済むのでラクなんです」
かといってプライベートがその分、充実しているわけでもなく、仕事が終われば寄り道もほとんどせずに帰宅。実家住まいで食事は用意してくれるため、休日は一歩も外出せずに終わることも珍しくないそうです。
「こういうの隠れ引きこもりって言うんでしたっけ? それでも部屋ではネットニュースの書き込み以外にもゲームしたり、電子書籍のマンガを読んだりと個人的には結構やることが多いんですけどね。まあ、マンガも異世界モノばっかりなので『現実逃避だ!』と言われたら返す言葉もありませんけど(笑)」
友達がいなくたって構わない気が
でも、そんな生活をずっと続けてさびしくないのでしょうか?
「さびしいって感情がよくわからないんです。言葉の意味は理解していますが、そういう気持ちにはならないかな。単に感覚がマヒしているだけかもしれないけど、そもそも中学以降でまともに友達ができた経験ってないし、なんか面倒臭そうじゃないですか。
それにもう30歳だし、普通の大人だってこの歳で友達ができる人ってあまりいないですよね。たまに会ってお酒を飲む程度の付き合いでいいなら適当な趣味のオフ会に参加したってできるし、別に友達がいなくたって構わない気がするんです」