「割り勘のはずが、あわや全おごり…」私がアプリで会ったトホホ男子
男性は「ごめん、会話に集中してて忘れてた」と弁明するものの、Mさんが言い出さなければ、そのまま消える気満々だったとか。
「女子におごらせようとか、いくら何でもセコすぎですよね!」とお怒りの様子のMさん。解散後、その男性とはやり取りをすることもなく自然消滅したといいます。
2人目の男:ダダすべりサプライズで地獄に
気を取り直して、次にマッチングしたのがディナーデート。お相手はMさんよりもやや年上の男性だったといいます。
「真面目な方なんだろうなとは思うんですが、女性にあまり慣れてない感じもしました」と、男性の印象を語ります。
予約していたカジュアルなコース料理を楽しむ2人。しかし会話の方はあまり弾まなかったのだとか。
「私の仕事のこととか、休日の過ごし方とか。定番の質問を、尋問っぽい感じでずっと聞かれました(苦笑)」
時おり沈黙も流れるふたりのテーブル。コースも終盤に差し掛かって“それ”はやって来ました。
「サプライズでバースデープレートが出てきました。事前に私のプロフィールみて誕生月だと思ったんでしょうね」
スタッフや周りのテーブルからささやかに祝われることに。本来、甘いものは嫌いじゃないMさん。しかしサプライズの演出には、正直お腹一杯です。
「だいたいこういうのって初対面じゃなくて、彼氏彼女や親しい友人との間でやるものでは? スタッフの方もそういう温度感で祝ってくれるのですが、正直私の気持ちがついていきませんでした」と本音を漏らします。
一人1万円のディナーをおごられると怖い?
男性が良かれと思って用意したサプライズも、関係性が伴ってなければダダすべりの寒い演出に成り下がってしまうのです。
「距離感を見誤ったサプライズってほとんどギャンブルだと思うし、中には『恥ずかしいから嫌』という女性もいると思うので、そこは慎重になってほしいですね」
そうMさんはダメ出しをします。
ちなみにMさんが使っているアプリ。なかには、そこそこお高いディナーでも「おごります!」という太っ腹男子もいるそうです。ただ、Mさんは「お茶くらいならいいけど、一人1万円くらいするディナーをごちそうになっちゃうと、逆に何かありそうで怖い(笑)」と。
「今のところ結婚願望はない」と語るMさん。いつの日か「結婚したい!」と思えるくらいの男性とのマッチングが実現するのでしょうか。
<取材・文/bizSPA!取材班>