コロナで変化する不倫、探偵に聞く“リアルな事情”「ラブホテルも巧妙化」
コロナで浮気時の外出の言い訳が変化
コロナ禍は文字通り世界を一変させたが、男女関係においてもまた例外ではない。浮気相手に会ったり、電話したりするには家を出る必要があるが、コロナ禍では外出に理由をつけることが困難になった。
追い込まれたターゲットのなかには、「ランニング」を言い訳に使うケースがあったという。
「健康意識の高まりからランニングが流行しているとよく言われますよね。そんな風潮を利用してか、実際にランニングを理由に家を出て、アリバイ作りのため数百メートルだけダッシュして汗をかく。そして、近所の公園で浮気相手と通話していた事例は実際にありました」
マスクの着用はデメリットだけではない
コロナ禍に関連して言えば、従来はマスクを着ける習慣がなかったため、ターゲットの顔をしっかりと視認できたそうだ。しかし、マスクの着用が定着したことで変化があった。
「マスクのせいで、顔を視認する難易度が上がっているのは確かです。ただ、逆に尾行や張り込みをする際にこちらがマスクなどで変装していても不自然さが減っているので、悪いことばかりではありません」
また、社会の変化という観点では、「ラブホテルの進化」によって浮気がさらに巧妙化しているという。
「最近は、車で駐車場に乗りつけるとそのままシャッターが下り、直接店内に入れるラブホテルも登場してきました。“プライバシーへの配慮”というのが建前ですが、肌感としてほとんど不倫用に使われていると思いますよ(笑)。実際に現場を目撃したこともありますし、平日昼間でも予約がパンパンなのは明らかに不自然なので」