仕事が早く終わらない人はタスク管理が不十分。「まずは書き出す」ことから
GTDは繰り返すほどラクになる
1度GTDのステップ1からステップ5が完了したとしても、気になることは日々いろいろと出てきます。しかし、たとえ再度GTDの1stフェーズでスタッフの洗い出しから検討・整理、再検討をしたとしても、予定やプロジェクトの締切はすでにカレンダーに記録されているので、新たに洗い出す必要がありません。これもまた、大切なポイントです。
頭の中にある気になることを書き出して検討・整理、再検討されたスタッフが気にならなくなる、つまりスタッフをシングスにすることこそがGTDをする意義と言えるので、きちんとタスク管理された約束に“スタッフ”があってはいけないのです。
約束を実行している最中なら…
はじめてGTDでタスク管理を行う場合、どうしても1stフェーズには時間がかかりますが、逆に言えば1stフェーズを1度してしまえば、それ以降はあまり時間がかかりません。
たとえ約束を実行している最中に、電話が鳴ったり、メールを受け取ったり、上司から新しいプロジェクトを依頼されたりしたとしても、受け取った新たな約束をカレンダーかToDoリストに登録し、約束を実行し続けるだけなのですから。
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今回は、タスク管理術の中のGTDを紹介しましたが、職業や働き方によってタスクシュートやマニャーナの法則が適している場合があります。ぜひ、自分に適したタスク管理術を見つけて、実践してみてください。そうすることで、格段に仕事を早く終わらせることができるはずです。
<TEXT/心理学ジャーナリスト 佐々木正悟>