検索履歴や位置情報がダダ漏れに…個人情報が売買されるカラクリとは
覚えておきたいネット広告用語
<Cookie(クッキー)>
クッキーとはサイト上に埋め込まれているプログラム。検索履歴や移動履歴といったパソコンやスマホで見ているサイトから送られてくる情報をブラウザに保存する仕組みを指す。検索大手のGoogleは2024年後半には、第三者へ提供する追跡用クッキーの提供をやめると発表している。
<ターゲティング広告>
ネット上で広告を配信したい広告主が広告事業者に依頼をし、事業者は広告主が想定するユーザー層を収集した個人データの中から抽出し、広告を出す。このようなネット広告をターゲティング広告という。
<アフィリエイト広告>
虚偽・誇大といったウソ広告が横行しがちなのがアフィリエイト広告。個人の体験談のような文章で、商品を宣伝。購入に結びつくと広告主から成功報酬が支払われる仕組み。その多くは、コンテンツを広告主ではないアフィリエイターが制作するため、広告主の管理が行き届きにくい。
<取材・文/週刊SPA!編集部 図版/ミューズグラフィック>
【太田祐一】
DataSign代表取締役。’82年生まれ。ネット広告業界で10年以上、ビジネスを展開している。現在はプライバシー保護サービスを提供
【高木浩光】
情報法制研究所副理事長。’67年生まれ。コンピュータセキュリティ技術を研究。日本のデータ保護法制のあり方を提言している