吉田凜音21歳が明かす「本当の音楽を教えてもらった」“神様”との出会い
中国の大変さは「話にならないレベル」
――今はより先を見据えてどんな気持ちでいますか?
吉田:今、「自分、最強!」って勘違いしてるところなんです。
――いいですね! それは何かきっかけが?
吉田:今年2月まで、1年間、中国に行ってたんです。それが本当にしんどくて。人生で大変なことはたくさんありましたが、それらとは話にならないくらいのレベルでした。
バトル形式で1位の人がデビューできるというプロジェクト(女性ラッパーコンペティション「黒怕女孩(GIRLS LIKE US)」)があって、中国人ラッパー34人のなかに、私ひとり外国人で混じって、半年間、同じ寮で生活していました。
「自分、最強!」と勘違いしている
吉田:本当に大変でした。何度も「やめたい、帰りたい」と思いましたし、実際に周囲にも言ってました。でも、心の底では「こんな機会もうない。まだやれる!」と思ってましたし、実際最後まで走り切り、サバイブできたんです。
吉田凜音の皮が1枚めくれて、今はもう「自分、最強。なんでもできる。無敵!」という精神になっています。まだ20代に入ったばかりですが、このエンジンでそのままポーン! と行きたいと思っています。
――応援しています。最後に、読者へメッセージをお願いします。
吉田:本当に言葉にできない作品なんですよね。友達に聞かれても、面白さがなかなか説明できない。でも全員がめちゃくちゃで、とにかく面白いのでぜひ観てほしいです!
<取材・文・撮影/望月ふみ>