フードトラック、カフェ…地元を盛り上げたい

　最近では飲食事業にも乗り出している。

「『アイアンマン』シリーズの監督として知られるジョン・ファヴロー氏が監督し、自ら主演も務めた映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』を見て、この映画の世界観にめちゃくちゃ憧れました。すぐに映画と同じ車両で、映画と同じメニュー、そして映画と同じようにSNSを活用した集客マーケティングで、映画の世界観をそのまま再現したフードトラック事業を始めました。

　もともと飲食事業はやりたくて、自分のチームが欲しかった、楽しい労働環境をつくって『働くこと』の楽しさを伝えたかったこと、そして自分が稼いだお金を使って地元を盛り上げるような価値提供の場をつくりたかったという思いがあります。まだそんなに大きなことはできないかもしれないけれど、少しでも地元のためになっているなら嬉しいです」

一番は自分が行きたいお店にしたい

店内中央には南国をイメージした水槽を設置。カウンターにはブランコもあったり、「手作り感」を大事にした店内を作り上げていく水島さん

　7月には地元、富山県高岡市でハワイアンカフェ「オアフスタンド」をオープンするという。

「近所に自分が行きたいお店を作りたいなっていう思いから始めました。今回のハワイアンカフェは本当にお金をかけずにやっていて、大手の飲食店が真似できないような“手作り感”を大事にしています。

　メニューもいろいろ食べ歩いて、ロコモコもハンバーガーもパンケーキもアサイーボールも美味しさを追求しながら、ちゃんと利益も出るような経営をしていきたいと思っています。すでに結婚式の二次会や、ゴルフコンペの打ち上げで使いたいといった声もかかっているんです。

　そういう場だとお祝いでシャンパンを入れてもらうこともできますし、こちらから企画してイベントを実施したり、価値提供の場を作りたいと思っています。普通に飲食店だけをやっても本当に難しいので、しっかり売り上げを確保しつつ、やっぱり一番は自分が行きたいお店にしたいです」