「ゆるキャン△」ご当地グルメのウソorホント。地元県民が“ゆる~く”解説
Q.山梨県のマグロの消費量は全国トップクラスだと言っていたけど…内陸県なのに本当?
――A.本当。そこには「海なし県」ならではの「海産物へのあこがれ」が……。
ゆるキャン△のスピンオフミニアニメ「へやキャン△」9話では、「道の駅なんぶ」(山梨県南部町)でリンやなでしこの同級生・斉藤恵那がマグロの「トロとろとろ丼」を食べるシーンが登場。作中では、そのほかにも静岡県に行った際などに海鮮グルメを楽しむ様子が何度か登場する。
ゆるキャン△の作中でも触れられているとおり、実は山梨県民は「海なし県」でありながら海産物、とくにマグロが大好き。総務省統計局「家計調査-品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市調査」によると、2018年から2020年までのマグロの平均購入金額・量ともに甲府市が静岡市に次いで第2位という結果が出ている。
鮮魚コーナーには「マグロ専門コーナー」が
山梨県内のスーパーマーケットの鮮魚コーナーには「県民のマグロ愛」を示すかのように「マグロ専門コーナー」が存在しており、産地でもないのにサクになった赤身やトロがパック詰めされて冷蔵棚にずらりと陳列されている様子は圧巻である。
ちなみにこうした「マグロ専門コーナー」はゆるキャン△アニメ2期の作中でも描写されているので、時間があれば探してみてほしい。
マグロのみならず、作中で描写されたような山梨県民の「海産物へのあこがれ」は現代にも残っており、ハレの日の食事や旅館の食事にはマグロやアワビの煮貝などといった高級な海産物が出ることが多い。