投資に美味しい話はない

　最後に大橋氏は「次に本業あってこその副業です」と、本業にも力を抜かないことの重要性を強調する。

「単月で本業より稼げる月があるかもしれませんが、副業である投資で食べていこうなどと思わないこと。プロの運用者、トレーダーでも継続的に利益を出し続けることは大変むずかしい世界です。昨今は“FIRE（早期リタイアの一種）”ブームですが、一生働かなくても問題ないくらいの資産が築けるまでは本業をおろそかにしないでください。

　そして、人から勧められた話、聞いた話に安易に乗らないこと。投資に美味しい話はありません。仮に美味しい投資先があっても、それを知る人は決して人には教えません。簡単に儲けられる話があれば疑ってみること。自分で勉強し納得できるものにだけ大切な資金を投じてください」

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　投資に興味を持ち始めた人は、新たな副業や稼ぎ場の開拓になるというポジティブな面がある一方で、税金などのリスクもあるという点もしっかりと勉強しておく必要がある。今回の記事をヒントにしてもらえれば幸いだ。

＜取材・文／一ノ瀬聡子＞

【大橋 ひろこ】
フリーアナウンサー／ナレーター／個人投資家。経済番組を担当したことをきっかけに自身も投資を始め、現在では個別株、インデックス投資、投資信託、FX、商品先物と幅広く投資している。個人投資家目線のインタビューに定評があり、経済講演会ではモデレーターとして活躍。「ラジオNIKKEI」などで経済番組レギュラーを多数抱え、キャスターとしても多忙な日々を送っている
Twitter：@hirokoFR
ブログ：「ひろこのボラタイルな日々」

「金融・投資に関する調査」
調査対象：銀行預金以外の投資に興味がある18歳～60代の男女500名
調査期間：2022/1/6～2022/1/11
調査方法：インターネット調査
調査機関：株式会社アスマーク
＜対象者：属性詳細＞
［性別］男性（n=250）、女性（n=250）
［年代］18歳～20代（n=100）、30代（n=100）、40代（n=100）、50代（n=100）、60代（n=100）