早大卒、元落語日本一の“個性派ホスト”に聞く素顔「昔はいじめられっ子」
ホストらしからぬ等身大の投稿が話題に
南条さんは、Twitterのフォロワー数も1万3000人を超えており、ホストツイッタラーとしてのポジションも確立しつつある。彼のTwitterはホストとしてのかっこよさよりも、クスッと笑ってしまう小ネタや、コンカフェやソープランドに足しげく通う様子を投稿。あくまで“等身大の南条京垓”を発信しており、男性ファンも少なくない。
「僕がTwitterで意識していることは、『誰もやっていないことをやること』です。もちろんはじめは尖ったコンテンツをあげていくべきなのか迷ったりもしました。ただ、ちょうど指名のお客様が減ってしまって、怖いものがない時期だったので、思い切ってやってみたら大きな反響がありました。
姿勢としてタブーにガシガシ切り込んでいます。やっぱり人間という生き物はモザイクがかかっているものほど見たくなるんですよね。僕はあえてそこをオープンにすることで需要が高まると考えています。
コンカフェはまだしも、ソープに通うなんて、普通のホストだったら絶対秘密にしておくはず。でも、そういった人に言いづらいものほどコンテンツとしては面白いんですよ。
振り切って発信することで、風俗に行ったという事実よりも、『ぶっちゃけていること』自体に注目がいくので、何事も振り切ることが重要だと思っています」
厳格な両親にはホストであることを伏せていた
某有名高級ホテルの料理長であった父親と専業主婦の母親の間に生まれ、厳しく育てられてきたという南条さん。学生をしながらホストクラブで働いているということは、もちろん隠していたという。しかし、顔出しで情報発信を行う立場上、バレるリスクも小さくなかったようだ。
「ひょんなことからホストをしていることが両親に発覚してしまったんです。その時は長文のLINEであれやこれや言われましたね(笑)。これはもう、『ちゃんと話すしかないな』と決心して電話。『大学もホストも両立するから認めてほしい』と伝えました」
実際に大学では“フル単”を取得し、見事ストレートで卒業することに。知名度を上げ、一人前のホストとして結果を出せるようになった今では両親も活動を応援してくれているそうだ。