600万円を踏み倒し…結婚式スタッフが見た「モンスター新郎新婦」
見た感じ普通の両親が豹変
結婚式は両親への感謝を伝えるためとも言いますが、隠れモンスターペアレンツに遭遇してしまうこともあるそうです。4asamさんはサービスをまとめる立場で直接関わらなかったそうですが、プランナーがヒドい目に合ってしまったようです。
「うちには最初の乾杯がドンペリで、その後モエ・エ・シャンドンの飲み放題“最上級ドンペリプラン”があるんです。一人あたりドリンクだけで2万円くらいだったかな?このドンペリプランが出たのは、後にも先にもこの1回だけでした。そのくらいプランの料金も高かったんです」
そのとき働いていた結婚式場は、サービススタッフの8割がバイトで、司会や介添も派遣であることがほとんどだったそう。
「両親は見た感じ普通の人でした。今まで打ち合わせしていても一切クレームを出さなかったんです。サービス中もクレームはなかったんですよ。そして会計時、後出しジャンケンのように、スタッフの立ち振る舞いから衣装や花など全部ダメ出ししてきました」
プランナーだけでは埒が明かないと言うことで、社長やGMが出てくるまでに発展。訴訟する話にまでなったそうですが、「衣装なんて事前に見ているわけじゃないですか。おそらく頭金以外の費用600万円くらい踏み倒していきました。よほどのお金持ちならいいのですが、一般の人で最上級プランが入ると気をつけたほうがいいかなと思います」と語ります。
新郎にベタベタするプランナー
最近はSNSの発展もあり、会場などに直接出向かなくても情報を入手できたり多数の結婚式場を一度に比較できたりと、新郎新婦が比較的に情報を入手しやすくなっています。プランナーも結婚式場やホテルなどに雇用されるのではなく、「新郎新婦と直接契約を交わして仕事をするフリーランスのプランナーが増えてきている」と4asamさんは語る。
「その中であった話が、終始、女性のプランナーが新郎に色仕掛けというか……。常に新郎にベタベタで、なんなら新郎とイチャイチャしているんです。宴自体も少人数の友人だけを集めたものだったので、余計に目立つというか、こっちもハラハラして見ていました。
ふと新婦のほうを見ると、別になんともない表情というか、普通に周りの友人と会話していて逆に怖かった記憶があります。まぁ新郎新婦とプランナーはお互いの信頼関係があるからだろうから、いちサービススタッフが気に止む事もないだろうけど、フリーランスのプランナーの場合、式場側がプランナーを選べないってのは怖い話でもありますね」