神尾楓珠23歳に聞いた「すごいなと思いました」“大先輩”の行動に感じたこと
「どういう仕組みなんだろう」と感じた集中力
――尾野さんはどんな方でしたか?
神尾:とても気さくで、いろいろ話しかけてくれました。現場をすごく明るくしてくださる方でしたね。でも本番になると集中力がすごくて、一気に感情が出てくるんです。本当に一瞬で変わる。「すごいな、どういう仕組みなんだろう」と思ってました(笑)。
――大義さんは高校時代、本気で吹奏楽部に取り組んでいました。神尾さんが学生時代を振り返って誇れることはなんですか?
神尾:なんだろう。サッカーをしていて、そのことしか考えていないときはありましたが、でも高校1年で挫折して辞めてしまって。誇れることは特にないです(苦笑)。
いつの間にか大好きになっていたサッカー
――夢中になっていたその瞬間自体は誇れるのでは?
神尾:サッカーがすごく好きだったことは確かです。最初、幼稚園くらいのときに、「サッカーと野球のどっちをやりたい?」と親に聞かれて、野球って答えたんです。でも結局サッカーチームしかなかったと言われて、サッカーをやることになって。
――そうなんですか? サッカーが好きでずっとやっていたと聞いていたので、意外です。
神尾:小学生のときはフォワードだったのですが、特別活躍した記憶もないし、練習もきつかったんですが、なんでハマったんだろう。うーん……同じサッカーチームの友達が、すごく楽しそうにやっているのを見て、それに負けたくなかったのかもしれないです。「俺が一番楽しんでるよ!」みたいにやっているうちに、本当にどんどん楽しくなって、いつの間にかハマっていた気がします。