<漫画>“心が傷つかなくなるシール”を貼った女性に起きた変化…CM撮影の苦労も
クリエイティブの面白さを再認識
──プランナーとしては、どのような仕事を手掛けられてきたのですか?
コンテくん:基本的にCMプランニングを中心に仕事をしているのですが、企画の延長で歌詞を書いたり、ショートムービーの監督や脚本も担当したり……。実にさまざまですね。最近は、そこに漫画が加わりました(笑)。
──めちゃくちゃ幅広いですね。今、YouTubeにアップされている、コンテくんの作品を調べると、100万回再生をかるく超える作品もありますね!
コンテくん:ネタ動画のような企画だったんですけど、思った以上に反響をいただきました。そういった成果を得られるようになると、自然とクリエイティブの面白さに没頭してしまいますね。
新たな挑戦と模索の日々
──それだけ充実しながら仕事を全うできていたのに、なぜ漫画を描こうと思われたのですか? 行き詰まりを感じていたとか……。
コンテくん:いえいえ。単純にコロナ禍になって、時間に余裕ができたんですよ。どうせなら、今の仕事に役立つというか、クリエイティブの幅を広げられることに挑戦したいと思ったんです。
──それをきっかけに、「コルクラボマンガ専科」に入学されたのですね。そもそも、漫画への興味はあったのですか?
コンテくん:そこは、人並みかもしれませんね(笑)。でも、小学校の頃は早熟な同級生が多かったので、週刊少年ジャンプはもちろんですが、青年漫画や少女漫画なんかも幅広く読んでいましたね。
──なるほど。初めて触れる漫画の世界はいかがでしたか。何か印象に残っていることはありますか?
コンテくん:やっぱり、全然ちがう世界ですからね。めちゃくちゃありましたよ。今まであんまり接したことがない人たちもたくさんいましたし。何より、これまでに培ってきたスキルが通用しない部分も多くて。
例えば、絵のアングルひとつとってもそうです。絵コンテはカメラ位置を意識して描くんですね。「この角度から撮影すると、ドローンが必要だから費用が高くつくな」とか考えながら。だから、限られた条件の中でコンテを割っていくんですよ。漫画はその制限がない分、考える余地が多くて戸惑いました。