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「僕は肩書不明」つるの剛士が語る、俳優業にこだわらない理由

暮らし

答えが見えないから追求したい

つるの剛士

――飽きっぽかったら深くはいけないんじゃないですか?

つるの:魅力があるものに関して、ずっと長く続けている感じなんです。サーフィンに山登りにキャンプ、釣り、将棋とか、続いているものも多いけど、止めたものもたくさんあります。自分の中に基準となるラインがあって、「あ、もうこれ、深くやらなくて大丈夫」と感じるとやめちゃう。

 続けているのは、答えが見つからないものかもしれない。だから自然遊びが多いんじゃないかな。答えが見えないから、ず~っと追求していきたくなる。

“イクメン”は本意じゃない

ウルトラマンダイナ

『ウルトラマンダイナ』(c)円谷プロ

――さきほど、焚きつけられたというお話がありましたが、そこにはSNSでの反応もあったかと思います。つるのさんは影響力があるゆえに、発信することで肯定だけではない反応も受けるかと思います。それでもずっと発信し続けていますね。

つるの:SNSによって免疫力が高くなった面はありますが、叩かれたり炎上したりしても、別に自分はブレないし、何か言われても「そうなんだ」くらいです。ポキっと折れたりはしない。人に何か言われたりすることも突然始まったわけじゃないし。

 いま、せっかく発信できるプラットフォームがあるんだから、何か言いたいことがあったら「僕はこういう考えだから」と言っておきたい。こういう仕事だし、イメージみたいなものを周りからつけられることもありますよね。僕はそれが昔からイヤなんです。たとえば“イクメン”とか。

――“イクメン”もイヤなんですか。

つるの:イヤって言うか、本意じゃない。だって子どもを育てるのは当たり前じゃない。なのに“イクメン”とか言ってかつがれたりしてると、どんどんいい子ちゃんのイメージになっていくでしょ。それはイヤです。だって僕は別に、いい子ちゃんでも聖人君子でもないから。かといっておバカおバカと言われ続けるのもイヤでしょう。

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