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「僕は肩書不明」つるの剛士が語る、俳優業にこだわらない理由

暮らし

炎上に「やったろか」みたいな気持ちに

つるの剛士

――成長とのことですが、つるのさん自身は幼稚園教諭二種免許を取得しました。以前、「資格がない」とお話しされていたのは見ましたが、そこから実際に短期大学を卒業したのはすごいです。

つるの:ありがとうございます。今にしてみれば、逆にあの前振りがあってよかったです。あの時、かなり賛否があったので、焚きつけられたんです。「子ども育てたからって、舐めんな」みたいなのもあって。自分としては、「いや、舐めてるわけじゃねーし」って。

 だって僕は実際に子どもたちを預けていて、めちゃくちゃ感謝していた。でも高卒だったから、国家試験を受ける資格がないと。「じゃあ、資格を取ればいいんだな!」って感じが最初はありました。そして実際にやっていくうちに、さらに興味を持てていきました。ただあの時はたしかに「やったろか」みたいな気持ちはありました。

――幼稚園なのはなぜだったのでしょう。

つるの:幼児教育に興味があったし、保育とかをやってきた経験もあったので。それに総合的な学びがあると思ったんです。ただ幼児教育で育った子どもたちが、小学校でならされてしまうみたいな問題も、勉強をすればするほど感じています。だから小学校教育の勉強もしたいという欲が出てきたことも確かです。今度、専攻科に進むんですが、そのあと、4年生大学に行きたいという夢もあります。

多趣味も実は飽きっぽい

ウルトラマンダイナ

『ウルトラマンダイナ』(c)円谷プロ

――「やったろか」精神は、つるのさんのもともとの気質ですか?

つるの:もともとだと思います。ただあのときは本当に悔しかったのが大きかった。だって学歴がないから受けられませんって。自分の気持ちではどうしようもないことだから。

――つるのさんは、これまでにもたくさんのことをされてきています。仕事で経験されたことも趣味にしたり。いろいろなところにアンテナが向いて、それを掘っていくのが好きなのでしょうか。

つるの:好奇心旺盛というのがひとつと、あとは飽きっぽいんですよ、たぶん。

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