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“大麻グミ”が格安で…若者に広がる新型ドラッグの深刻な実態

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安価な薬物が登場。その成分には謎も多い

ドラッグ

「それが最近ではさらに進化して、液体になっている違法薬物をグミなどに染み込ませて経口で摂るんです。幻覚作用の強いLSDはかつて切手大の紙として流通してましたが、今はグミも増えています」

 見た目が変わったことで摘発を免れやすくなり、心理的なハードルも低下。さらに、新型ドラッグはSNS上でも購入できるため爆発的に流行しているというのだ。

「得体のしれないネタが出てきている」

 X氏によると、新型ドラッグの相場観はこうだ。

「LSDなら1回分が2000円、大麻なら800円と、他のドラッグに比べると1回当たりの単価は安い。また、15年ほど前にはやった脱法ドラッグブームのように、得体のしれないネタが出てきているのも特徴

『大麻より強いのに合法だから、捕まるリスクがない』とか、『シャブに近いけど尿検査で出ない』なんて触れ込みでいろんなブツが出回っているけど、正直それが何かなんて売ってるほうもわかっていない」

 薬物摂取は興奮状態に陥ることが多く、金銭、人間関係のトラブル、不慮の事故などその弊害は枚挙にいとまがない。一時的な快楽とはいえ、手を出すのは厳禁だ。

<取材・文/SPA! 新型ドラッグ撲滅取材班>

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