「入社1年目から優秀な人」が押さえている2つの“仕事のポイント”
最初から手を抜くと、永遠に成長しない
ただし、100点をめざさないというアプローチには前提があります。それはあなた自身が100点を取れるスキルを備えていること。新人のうちは、わからないことは徹底的に調べ、細部にもこだわって100点を取れるように努力をしておきましょう。
最初から手を抜いた仕事をしていた人は、何年たっても中途半端でそれ以上成長することがありません。上をめざすならば、妥協しない仕事ができるようになった上で、状況に応じて力加減を調整し、スピードを優先していくのです。
それでは次に、優秀な人はどのようにしてスピーディに仕事の成果を上げているのか、2つのキーワードで解説しましょう。
優秀な人が押さえている2つのポイント
プロジェクト・マネジメントでは、「クリティカル・パス」と「ボトルネック」の2つが非常に重要とされています。
クリティカル・パスとは、「作業を工程に沿って並べたときに、最も時間がかかる作業ルート」のことをいいます。短くできれば時短に直結するような作業です。
もう一方のボトルネックは、「全体に影響する要因」や「足を引っ張る要素」のことです。ボトルネックを直訳すると「瓶の首」。夏祭りで売っているラムネ瓶を想像してください。いくら大量に水が入っていても、ボトルネックが細ければ、少しの量しか水が出てきません。つまり、そのボトルから出てくる水の量は、ボトルの首の太さで決まってしまうということです。