18歳の『ViVi』モデル・嵐莉菜が語る、初めての挑戦「今よりもっと進化したい」
クランクアップ時に号泣
――初主演作ですが、クランクアップ時のことを教えてください。
嵐:号泣しました。1か月間、毎日みなさんと一緒にいました。私のためにお菓子BOXを作ってくださったりとか、おこがましいですけど、ファミリーだなと感じました。映画の撮影って、すごく大変そうなイメージがあったのですが、みんなでお昼にご飯を食べたり、一緒にお話ししたり、大変なことより楽しかったことのほうがすごく多かったです。
サーリャにも、すごく入り込むことができました。同じメンバーでまた集まれることはもうないのかもしれませんけど、お芝居が本当に楽しくて、全てを出しきれました。「もうサーリャになれないんだ」と思ったら、いろんな感情が湧きだしてきて泣きました。
――本作には、ベテランの平泉成さんが弁護士役で出演されています。緊張しましたか?
嵐:大先輩ですから、最初はすごく緊張しました。でも、いろいろな話をしてくださって、カメラマンさんの一眼レフカメラを借りて写真を撮り合いました。すごくポーズを決めてくださって(笑)。いつも優しくて、目が合うとニコっとしてくださって、嬉しかったです。
周りの方々に恩返しをしていくことが夢
――これからもお芝居は続けたいですか?
嵐:そうですね。ご縁ですけれど、映画やドラマはもちろん、お芝居以外にも、いろいろなジャンルに挑戦して、今よりもっと進化したいです。周りの方々に恩返しをしていくことが夢で、任せていただいたお仕事を評価してもらえる人になりたいです。
――最後にメッセージをお願いします。
嵐:重いテーマではありますが、青春とか、家族とか恋とか、ほっこりしたり感動するシーンもあって、いろいろな感情になれる作品です。国籍も年齢も性別の関係なしに、さまざまな方が共感できるシーンがたくさんあるし、何かを感じてもらえたらいいなと思います。
<取材・文・撮影/望月ふみ>