スマホロックを勝手に解除…「過干渉の母親」から“出向”で逃げるまでの顛末
子供への愛情も行き過ぎたものになってしまうと逆効果。我が子の交友関係やプライベートに口出ししたがる親もいますが、これが未成年ならまだ理解できます。
しかし、経済的に自立している社会人であれば話は別。メーカー勤務の吉竹輝明さん(仮名・27歳)の母親も昔から息子のことにやたらと干渉したがる人物で、就職を機に家を出ようとするも猛反対。
通勤1時間圏内だったこともあり、このときは渋々実家に残ったそうですが、入浴中に母親が無断にスマホのロックを解除。恋人がいることがバレただけではなく、勝手に連絡して別れるように迫っていたことを知ります。
実家を出るも尾行されて自宅を突き止められた
「大学時代からの彼女で将来は結婚も考えていましたが、『あんなお義母さんがいる相手とは絶対無理!』と別れを告げられてしまいました。似たようなことは中学時代にもあって、これが2度目。さすがにもう社会人だし、こんな真似はしないだろうと思っていた自分が甘かったようです……」(吉竹さん、以下同じ)
結局これが引き金となり、必死に引き留める母親を無視して一人暮らしを強行。当然、合鍵を渡すこともなければ住所も教えませんでした。すると、母親が再びやらかしてしまいます。
夕方、会社から出てきた吉竹さんをなんと尾行。彼が暮らすアパートを突き止めてしまったのです。それどころか後日、隣の一軒家に住む大家のもとを直接訪ね、「息子に頼まれて部屋の片づけに来たのですがカギを忘れてしまって」と言いカギを借りることに成功。その際、こっそり合鍵を作っていたのです。
週2~3回の来訪にうんざり…
「ある日、帰ってきたら母親が満面の笑みで『おかえり~』って出迎えたんです。それまでの経緯を『大変だったよ~』と得意気にしゃべるし、完全に常軌を逸してますよ。普通じゃないとは以前からわかっていましたが、これは話し合ってどうにかなるレベルではないと改めて感じさせられました」
アパートは会社を挟んで実家とは逆方向のエリアでしたが、母親は1時間半かけて週2~3回通うように。最初は事前に連絡が来ていたので残業と偽り、わざと遅い時間に帰宅していましたが、そのうち母親もアポなしで来るようになります。