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「彼女と浮気してるだろ」と突然のLINE。身に覚えのない浮気疑惑の真相は

コラム

 最近では自分の好きなことや趣味をSNSにアップし、同じ趣味を持つ人や共感してくれる人と共有して楽しむことも多いです。しかしSNSに公開している情報は誰でも閲覧できるという点でトラブルになってしまうことも。今回はSNSの内容が原因であらぬ疑いをかけられてしまった男性のエピソードを紹介します。

仲良く料理する2人

※画像はイメージです

「趣味は料理」会社員の悲劇

 料理が趣味の会社員の大谷晴臣さん(仮名・26歳)。休日や仕事後など、暇さえあれば料理を作り、日々新しいレシピにチャレンジして楽しんでいました。また自分が作った料理をSNSにアップしており、そこで知り合った人や仲良くなった人もいたそうです。そんな大谷さんに、ある日、思いも寄らないLINEが届くのでした。

大学時代同じゼミにいたSくんから『俺の彼女と浮気してるだろ』ってLINEが来たんです。読んだ瞬間意味がわからなさすぎて混乱してしまうほど身に覚えがなく……まさに青天の霹靂(へきれき)という感じでした。とりあえず話を聞かなければと思ったんですが……」

LINE

※画像は取材を元に編集部とライターにて作成(以下同じ)

 大谷さんとSさんは同じゼミではあったものの、グループで遊びに行ったことが数回ある程度で、卒業してからはほぼ連絡を取り合っていませんでした。Sさんの彼女のKさんも大学は同じでしたが、顔を知っている程度で話したことはおろか挨拶もしたことがないような関係だったのです。

LINEで送られてくる写真

 はじめこそ怒りをあらわにしていたKさんでしたが、なんとか大谷さんがなだめて話を聞かせてほしいとお願いすると、落ち着いてくれました。そしてなぜ浮気を疑ったのか、その経緯を教えてくれたのです。

「KさんはSくんに、自分が作った料理の写真を送ってくれるらしいんです。それでその写真を友達に見せて『料理上手な彼女』の自慢をよくしていたと。でも大学時代からの友人の1人からKさんの料理写真が僕のSNSに投稿されているものと同じだと指摘をされて、それで浮気だ!と思って僕に連絡してきたというのが今回の流れでした」

 実はSさん自身はネットやSNSに疎く、どういうことが起きているのかをあまり理解していない様子でした。大谷さんは電話でSさんに説明したほうが早そうだと判断し、電話で浮気についてはまったく身に覚えがないこと、そして写真は大谷さんのSNSからKさんが保存したものかもしれないことなどを説明しました。

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