転職市場で人が足りない業界No.1は? 今のうちにもぐり込め!
入社から数年が経った若手ビジネスマンのみなさんのなかには、早くも転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2018年7月の「転職求人倍率」を調査しました。
※転職求人倍率は、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値(算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数)
転職活動をスタートする人が増加中
2018年7月の転職求人倍率は、前月比-0.18ポイントの2.25倍でした。
これは、転職希望者1人に対して2.25社の求人があるということで、転職できそうな気になってきますね。
(もっとも、転職希望者の定義によって倍率は変わり、たとえばリクルートキャリアの発表では同じ7月の転職求人倍率は1.80倍です)
4~6月に多くの企業が今年度の募集をスタートしたため、7月は求人数がわずかに減って、前月比99.5%となっていますが、前年同月比では107.7%と、高い数値を保っていることがわかります。
一方で転職希望者数は前月比107.1%と大幅に増加。前年同月比も110.6%となりました。業種・職種が多様化してきたため、これまで転職を迷っていた人も、より良い労働環境を求めて転職活動を始めているようです。
またDODA編集長の大浦征也氏によると、「8月以降も人員の増員や欠員補充のため求人数は微増していく見込み」とのこと。
「例年8月は、夏季休暇などの影響により、7月に比べて転職希望者が減少する傾向にあります。しかし、転職を通じて年収や就業環境など条件を改善できる市況となっているため、夏期休暇を利用して活動を始める人も多いと予想され、今年は大きく減少しない見通しです。そのため、求人倍率は横ばいかやや上昇すると考えられます」(大浦氏)