広瀬アリスが明かす「ダメ元がモットー」挫折したことで変化した心境
『進撃の巨人』で知られる荒木哲郎監督と、「SPY×FAMILY」を手掛けるなどアニメファンから絶大な人気を誇るWIT STUDIOがタッグを組んだことでも話題となっている最新作『バブル』。すでにNetflixでは全世界に配信が始まり、大きな注目を集めていますが、圧倒的な映像を体感できる劇場版がついに公開となります。
泡に覆われ重力が崩壊した東京を舞台に、パルクールのチームバトルを繰り広げる少年少女たちを描いた本作で、科学者のマコトを演じているのは広瀬アリスさん(27)。現在は、映画やドラマ、バラエティ、CMなど、見ない日はないほどの幅広い活躍を見せています。今回は、本作に出演したかった理由や自身のターニングポイント、そして挫折を味わったことによって変化した心境などについて、お話いただきました。
オーディションは“ダメ元”がモットー
――漫画やアニメ好きで知られる広瀬さんは、荒木哲郎監督に会いたくてオーディションを受けたそうですが、実際に憧れの方と会ってみていかがでしたか?
広瀬アリス(以下、広瀬):まず、拝みました(笑)。オーディションを受けに行ったというよりも、とりあえず同じ空気を吸えればいいなという感覚だったので。最初は受かろうとはまったく思っていませんでしたが、お芝居をさせていただくうちにマコトを演じたいという気持ちになりました。
――手ごたえを感じる瞬間もあったのでは?
広瀬:いや、何もなかったです! そもそも、私にとってオーディションは掴みに行くよりもダメ元がモットーなので。
“アベンジャーズ”と同じ空気を吸いたかった
――アフレコには、どういうお気持ちで挑みましたか?
広瀬:すごく緊張しましたが、新人のような気持ちで、とにかく現場でいろいろと学びたいなと。声優さんのお仕事には本当に難しい技術が必要だと思っていますし、普段のお芝居とはまったく別物なので、イチから教えていただくつもりで臨みました。
――しかも、本作には荒木監督だけでなく、かなり豪華なスタッフが揃っています。
広瀬:“アニメ界のアベンジャーズ”というくらいすごいメンバーですよね。正直に言うと、「もしかしたらみなさんに会えるかも!?」という下心しかない状態で行きました(笑)。なので、この作品に自分の名前が載ることがいまだに不思議ですし、同時に「私で大丈夫かな」と不安になっています。